頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

我が家のサンタクロースシステムはこれで完成

クリスマスのプレゼントは、サンタクロースさんが持ってきてくれますよね。こどもたちはそれを信じてプレゼントを依頼し、サンタクロースさんはそれを察知してちゃんと届けてくれる。サンタさんの能力すごいデスネ。


でも本当は、何気ない調査、水面下での注文、目撃されないタイミングでの受け取り、時が来るまでの極秘保管、寝静まった後のラッピング、寝落ちしつつ夜中に起き出してのセッティング。けっこう大変ですよね。

それなのに、こどもたちの感謝はサンタさんだけに向かってしまう! つまらん!

そこで我が家では、『おとうさんとおかあさんがお願いすることでサンタさんが来てくれる。だから、おとうさんとおかあさんに感謝をしようではないか』システムを採用しています。
「サンタさんにお願いしてくれてありがとう」ってことです。

これは、実家からもプレゼントをもらえるという場合などにも有効です。直接プレゼントを手渡してもらってしまうと『あれ?じゃあサンタさんは?』となってしまう。かといって、サンタさんが持ってきてくれたんだねとなると、実家の親に対しての感謝が発生しない。そこでこの、『サンタさんにお願いしてくれてありがとう』システムが使えるのです。こどもたちは電話などで、「おじいちゃんおばあちゃん、サンタさんに頼んでくれてありがとう」とお礼が言えます。もちろんサンタさんにもありがとう、です。

夢を壊さず、みんながシアワセ。なかなか良い方法かなと思ってるんですが、どうでしょうか?


さて、続きまして、いつまでサンタさんでいればいいのか問題についてです。

我が子がいつまでサンタクロースを信じているのか、そしていつまでサンタクロースとしてプレゼントを置き続ければ良いのか、意外と悩む問題なのではないかと思います。

我が家では、サンタさんを信じている限りはずっとサンタさんが来てくれる、ということになっています。つまり、信じなくなった時点でサンタさんは来てくれなくなるということです。

12歳の甥っ子はまだ完全に信じているようですが、10歳の長女は去年の時点でうっすら疑い始め、今年はついに信じられなくなってきたことをカミングアウト。やはり、たった一晩で世界中のこどもたちにプレゼントを配るのはいくらサンタクロースでも無理なのではないかと思い至った模様。

というわけで、長女の元にはもうサンタさんは来てくれないことになりました。

「サンタさん来てくれなくなっちゃってかわいそうだから、今年からはおとうさんとおかあさんがプレゼントを買ってあげるね」と伝えてあります。長女は信じている演技を無理にしなくてもプレゼントがもらえますし、信じている次女のところには変わらずサンタさんがプレゼントを運んできてくれます。めでたしめでたし。


余談ですが、今日スーパーに行ったらクリスマスツリーが飾ってあって、お願いごとが書かれた紙がたくさんつるされていました。その中に、「今年こそ3DSをください」というものが。サンタさんにもいろいろ事情があるよね。ちょっと切なくなりました。