頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「世界から猫が消えたなら」を読みました

川村元気さんの「世界から猫が消えたなら」を読みました。

設定が面白い。なかなかない展開。でも、起こる出来事がそこだけファンタジーすぎやしないかいと思ってきてしまい、何だか雑に読み進めてしまった。

ちょっと描写がまどろっこしく感じる部分が時折あって、そのあたりはついつい斜め読み。(私のすぐ後に読んだ長女も、けっこう飛ばしちゃったところがあると言っていた)

そして後半、これは少々できすぎなのではないか? 主人公の妄想なのか? などと思ってしまう場面があり、まあ感動もあったんだけど、どこかに醒めた気持ちが芽生えてどっぷり感情移入ができなかった。

それでも、ストーリーの展開自体は好きかな。愛はひとを救うよね。

気になるのは、ラストのその後。うれしい気持ちが勝つといいな。悲しみの気持ちで動けなくなるのはつらいから。