「春から夏、やがて冬」を読みました
歌野晶午さんの「春から夏、やがて冬」を読みました。
ところどころ、何となく読みにくさを感じた。場面が変わるといつの話なのか『???』となって少し戻って確認したり、会話がどっちが言ってるのかわからなくなって立ち止まったりしてしまった。そのためなのか、のめり込むほどのスピードでは読めず。
ラストは、そうかそうだったのかと驚かされたけれど、そこまででもなかったかな。
描かれてる人たちのほとんどが辛い境遇で、不憫。読んでいる間、何だかずっといたたまれない気持ちなんだよなぁ。
ラストには救いが無いわけではないんだけど、救いと言うのもちょっと憚られるくらいのものなので、晴れやかではない読後感。