「ルビンの壺が割れた」を読みました
宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」を読みました。
ネットで全文公開されて話題になっていたのを覚えてる。当時、気になりつつ読まなかったけれど。
170ページと短め。最初から最後まで手紙形式なので読みやすい。
前半は比較的穏やかな流れ。この後どういう方向にいくのかなと気になるのもあり、ノンストップで読んだ。ラストは話が一気に動く。展開は面白かった。
ただ、帯(というか特製全面帯で、表紙一面にひとことレビューが並んでいる)のレビューの褒めちぎられっぷりがあまりにもすごすぎて、『そこまでかな!?』と思ってしまった。すぐに読み返したいという感想も多く見られたけれど、結末がわかってしまえば読み返さなくても大丈夫かな。意外なラストではあったものの、「そうだったのかー」と普通に受け止めてしまった感じ。
本の内容よりも、読後に見たレビュー群の方がツッコミどころ満載で心を揺らされてしまった!(笑)