頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「夢幻花」を読みました

東野圭吾さんの「夢幻花」を読みました。

軽く5年は積ん読しちゃってたんだけど、このたび読書ともだちに貸して先に読んでもらいまして。感想を言い合いたくて私も続けて読んだ(笑)。

さすがは東野さんという感じのストーリー展開。読みやすいし、入り込みやすい。気になることが次から次へと出てくるので、手が止まることなくあっという間に読み終えた。

ただ、真相がわかるまでの過程はとても面白かったんだけど、最後はちょっと急ぎ足に感じてしまった。

裕太とのエピソードもうちょっと書いて欲しかったし、バーでのやり取りは何だか物足りなかったし、そもそも今どきそういう引き継ぎに対してみんなそんなに力を注げるの?と思ってしまったし。
終盤は、何だか大雑把にまとめて突き放されちゃったような気持ちになった。

あとは、台詞回しが少し古く感じるところが多かった。最初に発行されたのが2013年みたいだから9年前…にしてはやっぱりちょっと古いのかな。20代同士の会話で「知らせてくれないか」「大いにありうることだ」「何もないそうよ」とか。