恐怖の社員食堂 後編
さて、後編いってみまーす。
変わりカニ玉うどん
生ぐさくって温度は人肌。
カニ玉というよりは、クレープみたいな卵。
どんぶりではなくて、お皿に盛ってある。
付け合わせのほうれん草は、ショウガの味だけが口いっぱいに。
イタリアンチキンカツ
「イタリアンなんて言ってどうせケチャップかけてあるくらいでしょ」という予想を裏切り、どう見ても食べても普通のトンカツ。みんな定番のウスターソースをかけている。
どこが「イタリアン」なのかと思いきや、 いつもは存在しないイタリアンドレッシングが置いてある。キャベツにかけて食べろということらしい。
注:このメニューは何度か登場し、しまいには「チーズが入ってる?」と幻覚発言する人も現れた。
鯖の味噌風味焼き
文房具くさい! 粘土くさい! 鼻を近づけなくてもくさい!
裏返すと、奇妙にうっすらオレンジ色。これが味噌風味ということですか?
今まで生きて来て例がない程にまずくて、親指の爪サイズ位しか食べられなかった。
だって臭いし。粘土味だし。一口食べて「うっ!?」ってなること、本当にあるんだ!
仕方ないから付け合わせのおかずで食べようとしたら、恐ろしいことにすべてのおかず達が粘土味だったのです! 梅干だけでごはんを食べきったのでした…。
さすがに残す人続出だったその日、食堂のおばちゃんは「みんなサバを残してるけど、嫌いなのかしら?」と。
「臭くて食べきる自信がありません」と訴えた人の言葉を受け、味見をし、「これは食べられないわね。申し訳ございませーん」と言いながら頭を下げたのでした。ニオイで気づいてー!
以上、本当にあった恐怖の社員食堂のお話でした。