頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

2023-01-01から1年間の記事一覧

「むらさきのスカートの女」を読みました

今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」を読みました。 むらさきのスカートの女 (朝日文庫) 作者:今村 夏子 朝日新聞出版 Amazon 不思議なテイスト。芥川賞受賞作にしては読みやすいなあと感じた。 近所に住む『むらさきのスカートの女』の素性が気になっ…

「死にがいを求めて生きているの」を読みました

朝井リョウさんの「死にがいを求めて生きているの」を読みました。 死にがいを求めて生きているの (中公文庫) 作者:朝井リョウ 中央公論新社 Amazon 螺旋プロジェクト8作品の内のひとつ。 盛り上がりはそれほどないはずなのに、どうしてこんなに面白いんだろ…

「レモンと殺人鬼」を読みました

くわがきあゆさんの「レモンと殺人鬼」を読みました。 レモンと殺人鬼 (宝島社文庫) 作者:くわがきあゆ 宝島社 Amazon 2023年『このミステリーがすごい!』大賞の文庫グランプリ受賞作。文庫グランプリってあったの知らなかったな。 面白かった。読みやすい…

「存在しない時間の中で」を読みました

山田宗樹さんの「存在しない時間の中で」を読みました。 存在しない時間の中で (ハルキ文庫 や 18-2) 作者:山田 宗樹 角川春樹事務所 Amazon 次女が手に入れて読んでいたけど、少し難しくて途中でやめてしまったみたい。その後「おかあさん 好きそうじゃない…

「52ヘルツのクジラたち」を読みました

町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」を読みました。 52ヘルツのクジラたち【特典付き】 (中公文庫) 作者:町田そのこ 中央公論新社 Amazon 2021年本屋大賞受賞作。 とても良かった。でもとてもつらいお話。 どうしてこうも貴瑚の身の上に。これでもかと…

「同志少女よ、敵を撃て」を読みました

逢坂冬馬さんの「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。 同志少女よ、敵を撃て 作者:逢坂 冬馬 早川書房 Amazon 2022年本屋大賞受賞作。第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。 独ソ戦の最中、狙撃兵となって戦った女性たちのお話。ほとんど知識がないの…

「汝、星のごとく」を読みました

凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」を読みました。 汝、星のごとく 作者:凪良ゆう 講談社 Amazon 2023年、本屋大賞受賞作。 櫂と暁海、ふたりの人生を私も一緒に生きたなあというような読後感だった。 17歳から32歳までの櫂と暁海の人生が描かれている。どち…

「できない相談」を読みました

森絵都さんの「できない相談」を読みました。 できない相談 ――piece of resistance (ちくま文庫 も-29-1) 作者:森 絵都 筑摩書房 Amazon 短い物語38篇。文庫版には書き下ろしも2篇入っててちょっとお得(笑)。 生活していく上でどうしても…

「シーソーモンスター」を読みました

伊坂幸太郎さんの「シーソーモンスター」を読みました。 シーソーモンスター (中公文庫) 作者:伊坂幸太郎 中央公論新社 Amazon 8作家が共演する〈螺旋プロジェクト〉の中の1冊。この企画は、伊坂幸太郎さんが「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物…

「サーモン・キャッチャー the Novel」を読みました

道尾秀介さんの「サーモン・キャッチャー the Novel」を読みました。 サーモン・キャッチャー the Novel (光文社文庫) 作者:道尾 秀介 光文社 Amazon プロローグ読むだけだとストーリーの方向性がまったくわからず、始まってみれば釣り堀が舞台みたいだし、…