立体視
立体視って知っていますか?3Dステレオグラムと言われたりもしていると思います。流行った時期がありましたよね。私、これが大好きなんです。
知ったきっかけは、大学生の頃に受けた、国語表現論という教科の授業で。なぜ国語表現論の授業で立体視だったのかはキレイサッパリ忘れてしまいましたが、ある日、砂嵐みたいなものが写ったプリントを配られたのです。
プリントよりも遠くを見ていると、違う何かが見えてくると。
検索するとたくさん出てきますが、貼りつけていいかどうかわからなかったので、この画像は私が作ってみたものです。StereoPict というソフトを使いました(ベクターにあります)。
どうでしょうか? 見えるかな?
見えないという方は、画像の上についている2つの点に注目してください。そして、その点が3つに見えるように、見ている場所(遠さ)を調節してみてください。画像の向こう側を見る気持ちで。点が4つになったり2つに戻ったりするかと思います。そのうち、ばしっと3つになるところが見つかります。そうしたら、そのままそっと画像の方に目を移してください。
ほらっ。見えたでしょ?
私はその授業の時間内では見ることができず、帰ってからも気になって何度も試していたところ、何とかその日のうちに見ることができるようになりました。
その時の感動と言ったら! 自分の目の力なのか脳の力なのかは知りませんが、とにかく自分の見方ひとつでこんなにクリアで奥行きのある世界が平面上に作り出せるなんて!
そこからはもう立体視の虜。そういった画像を集めた本が出ていることを知り、夢中で買い漁りました。どんどん上達していき、一瞬で見ることができるように。一時は、履歴書の特技の欄に書きたいと思っていたくらいです。
C.G.(コンピュータグラフィックス)ステレオグラム―驚異の3D
- 作者: 赤瀬川原平,坂根厳夫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1992/11
- メディア: 大型本
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平行法と交差法という2種類の見方があることも知りました。平行法は、さっき書いたような遠くを見るような目で見る方法。交差法は、寄り目をして画像よりも手前にピントを合わせて見る方法です。
同じ画像を両方で見た場合、平行法と交差法では凸凹具合が反転して見えます。例えば上の画像だと、中心の三角錐のようなものが、平行法だとこちらに飛び出し、交差法だと奥に引っ込んで見えます。
絵がふたつ横に並んでいるタイプのまちがいさがしでは、立体視ですぐに答えがわかります。ふたつの絵で違いのある場所がチカチカして見えます。
お試しあれ~♪