頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

去年の冬、君と別れ

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)

前知識無しで読んだので、一体どういう方向に行く話なのだろう?とずっと不安な気持ちのまま読み進めていた。後半でやっといろいろ回収され、不可解だった部分はスッキリしたものの、意味はわかるけどあまり理解できないというようなお話だった。

心の動きや真の欲望についての描かれ方は、哲学のようでもあり難しかったけれど、ところどころ『ああ わかるなあ』という部分があった。綿密に組み立てられたストーリー展開だと感じた。徐々に謎がクリアになっていき、考えながら読むのが楽しかった。でも、好みではないかな。