2016-11-10 去年の冬、君と別れ 読書感想文 去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫)作者:中村文則発売日: 2016/04/12メディア: Kindle版前知識無しで読んだので、一体どういう方向に行く話なのだろう?とずっと不安な気持ちのまま読み進めていた。後半でやっといろいろ回収され、不可解だった部分はスッキリしたものの、意味はわかるけどあまり理解できないというようなお話だった。心の動きや真の欲望についての描かれ方は、哲学のようでもあり難しかったけれど、ところどころ『ああ わかるなあ』という部分があった。綿密に組み立てられたストーリー展開だと感じた。徐々に謎がクリアになっていき、考えながら読むのが楽しかった。でも、好みではないかな。