「彩乃ちゃんのお告げ」を読みました
橋本紡さんの「彩乃ちゃんのお告げ」を読みました。
小学5年生の女の子なのに、とある宗教団体の教主さまだという彩乃ちゃん。
設定はすごいけど、主人公と彩乃ちゃんとの日々は穏やかに過ぎて行く。
人生のワンシーン、本当にちょっとした分岐点。これを間違えてもひどいことにはならないかもしれないけれど、彼らは彩乃ちゃんと関わったことでいい道を選べたのかもしれない。
お告げというか、そっと手を添えてくれるというか。それは友人の助言のようなもので、彩乃ちゃんとの時間があったからこそすんなり心に届くのだろう。優しいお話。
出会った人を少し幸せにする教主さま、ステキ。彩乃ちゃんもその様子を「見て」幸せになってくれているといいなと思う。