「恩讐の鎮魂曲」を読みました
中山七里さんの「恩讐の鎮魂曲(レクイエム」を読みました。
御子柴礼司シリーズ3作目。
今作も面白かったー。
まさかあの人を弁護することになるなんて、と驚いた。なかなか御子柴の思惑通りに事が進まないところから、徐々に突破口を見つけていく展開にドキドキしてしまった。
物語序盤の旅客船が沈没するシーンは、セウォル号沈没事故を彷彿とさせる内容。割と最近の事故って思っていたけど、もう8年も前なのね。
ちょっと偶然が多くあり過ぎには感じたものの、ストーリーが面白かったのでそれほど気にならず。御子柴の人間味がところどころ出てきていてよかった。最後もいい。
それにしても教官、めちゃ頑固! (笑) もう最後は『汲んであげてー!』と思いながら読んでた。こういう人に出会えたから今の御子柴が出来上がったとも言えるだろうけど。