頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「新世界より(上)」を読みました

貴志祐介さんの「新世界より(上)」を読みました。

1000年後の日本が描かれている。人間は呪力が使えるし、動物たちもいろいろと進化している。1000年前(こちらでの現代)の面影をあちこちに少しずつ残してはいるものの、かなり多くのことが変わってしまっているのがわかる。

トラバサミ、ミノシロ、ミノシロモドキ、バケネズミといった生物たちの生態、搬球という競技のトーナメント、呪力の発生と広がりの歴史、などが詳細に記されていて、まるで本当に見てきたみたい。

ハリー・ポッター十二国記のような、しっかりと作られた世界を感じた。こういうの、けっこう好きなんだよね。

前半でこの世界の枠組みに取り込まれ、後半は主人公たちのピンチにハラハラドキドキ。

上巻を我慢して読めば中と下はすっごく面白いと聞いたので、この先かなり楽しみだな!上巻を我慢して読めば中と下はすっごく面白いと聞いたんだけど、上巻もそれほど苦痛はなく読めた。この先かなり楽しみだな!