「天使の屍」を読みました
貫井徳郎さんの「天使の屍」を読みました。
中学2年生の息子「優馬」が、ある日突然、何の前触れもなく自殺してしまう。原因に心当たりがない父親の「青木」は、悲しみに暮れながらも、理由を知るため動き始める。
初っ端から優馬が自殺してしまうのが衝撃。少しいつもと様子が違うだけだったのに、まさか自殺してしまうなんて。ムニエルどうするのよ。親としては、考えたくもないできごと。本当の理由を知りたいという動機がなかったら、青木もずっと動けなくなったんじゃないだろうか。
自殺は優馬だけで終わらず、続いてしまう。同じくらいの子がいるので、読んでいて気が滅入ってしまった。途中、なかなか読み進められなかったくらい。
最後に判明する真相には驚かされた。そんなことあり得るの!?
でも何だか、そういうことが起こっても今の時代ならあり得るかもと思ってしまった。
物語としてはとても面白かったけれど、こんなこと実際には起きないでね、と思った。