頭の中のあかない引き出し

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「自薦THEどんでん返し」を読みました

アンソロジー「自薦THEどんでん返し」を読みました。

どんでん返しがあるお話は好みだし、自薦というのも気になったので楽しみに読んだ。

 

綾辻行人「再生」

おっとそうだったの?という面白さ。この後どうなったんだろうと想像すると、怖いんだけどちょっとニヤニヤしてしまう。

 

有栖川有栖「書く機械 ライティング・マシン」

読みやすかったけれど、どんでん返しっぷりはそうでもなかったかな。

 

西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」

この作品も難しい名字がいろいろ出てきたなー。谷谷谷谷(たにかべやつや)とか刀根館(とねだち)とか。

ほとんど会話の中での推理だけで動機を導き出せるのすごい。なるほどなーと思える結末だった。

 

貫井徳郎「蝶番の問題」

手記のところから謎解きの部分が面白かった。終わり方はちょっと気が抜けちゃった。

 

法月綸太郎カニバリズム小論」

カニバリズムについて語っているパートは少し読みづらかったけれど、展開は面白かった。

こどもが小さい頃に「生首に聞いてみろ」を読んだけれど、途中で読書スイッチ切れてそのままになっている。今なら最後まで読めるかな。

 

東川篤哉「藤枝邸の完全なる密室」

語り口が軽くて読みやすい。セリフのチョイスや探偵とのやり取りがちょっととぼけてて楽しめた。

気になる展開に、わかりやすく気持ちいいオチ。短い作品なのに満足感あった。

 

76ページ

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