とっても素敵な本を読んだよ。
主人公は”まい”という中学生の女の子。
学校に行きたくなくなってしまっているの。
ママの勧めで、まいは大好きなおばあちゃん(西の魔女)と1ヶ月間、生活を共にすることになる。
その1ヶ月間の様子が描かれてるんだけど、まいはそこでおばあちゃんから魔女修行の手ほどきを受ける。
魔女といっても魔術や呪術ではなくって、自分のことは自分でやるということや、規則正しい生活をするということ、自分の幸せは自分で決めるといったことが魔女にとってすごく大切だってことを教わるの。
おばあちゃんとジャムを手作りしたりベッドメイキングを教わったり、近くの森を散歩したり、花の名前を知ったり。
読んでいると、初夏の爽やかな感じとか「まい」がおばあちゃんのことを大好きな気持ちが伝わってくるんだ。
そして、、、。
タイトル通りおばあちゃんは死んでしまうし、帯に書いてある通り『最後の3行は涙が止まらない』。
だけど、死んでしまったことが悲しくて泣いたわけではなかったんだ。
感動というか、胸にこみあげるというか。
ネタバレしないように書くのって難しいけど、切なさと暖かさと優しさに胸がいっぱいで、涙が流れたという感じです。
小説を読んでグシュグシュと泣いたのはかなり久しぶり。
でも読後感はすごく良いです。
読んでみて!!