頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

マルコの夢

マルコの夢 (集英社文庫)

マルコの夢 (集英社文庫)

「オテルモル」がとても好きだったので読んでみた。
前情報ナシで臨んだために方向性をなかなかつかめず、途中までは『一体どういう話?マルコって?』と疑問が頭を離れず。頭で何となく思い描いていた内容とはまったく違ったけれど、面白かった。
雰囲気は独特。フィクション度は高いのに、現実部分の描写が夢見がちでないせいか、情景が自然と目に浮かんでくる。現実にありそうな気になる。体験してみたくもなる(ちょっとこわいけど)。楽しめました。好きだなあ。