頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

彼女がその名を知らない鳥たち

なかなか入り込めず、別の本に浮気すること2回。何とか読了。

主人公が過去を思い出す時以外、ずっと現在進行形の文体。そこは面白いと思ったけれど、少し単調に感じた。細かい描写が多いこともあり、何度も睡魔に襲われてしまった。

どこか弱くて嘘つきな登場人物たちの中にあっては、陣治が一番強くて正直でピュアなのかも。ラストは、『それ選ぶの?』という衝撃。未来は暗そう。そのせいか、ずっとつまらないと思って読んでいたのに意外と長く余韻を楽しめた。タイトルの意味は、よくわからない。愛なのか幸せなのか記憶なのか??