頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

嘘をもうひとつだけ

嘘をもうひとつだけ
東野 圭吾

おすすめ平均
犯人だけを責められない。
切なくなる短編集
トータルコンセプトとしての完成度が高い作品
嘘はつけないものですね。
悲しい4つの事件+1

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5つのお話が収録されています。 「連作」といった感じで、ある1人の刑事がどの作品にも登場してきます。 ただ、視点はその刑事からのものではなく、事件に関わっている人の行動や感じ方で書かれています。 読んでいるうちに『こういうパターンか〜』とわかるのですが、それでも楽しく読めました。 ひとつひとつが短めだし(50〜60ページくらい)、それぞれ独立した事件なので空いた時間に少しずつ読むのもいいかなと思います。 謎解き自体は特別アッと驚くような物ではありませんでしたが、それよりも、犯人や周りの人の心理が読んだあと心に残りました。