この人の作品を読むのは3度目なんですが、本当に奇抜な設定が多いなぁと思います。
今回は、何か疑問を持つと解決するまで時間が止まってしまうという「体質」を持った青年「末統一郎」が登場。
そして彼の巻き添えになってしまったのが女子高生の「真奈」です。
統一郎は、歩いていたら目の前にいきなりナイフの刺さった死体が現れたのでビックリ。
疑問を感じて時間を止めてしまいます。
疑問に納得できる答えを出さない時間は動かないため、統一郎と真奈は協力して謎を解明することに。
ところが次から次へとナイフの刺さった人たちが・・・。
2人があれこれ推理しながら答えを探していくんだけど、この会話が面白かったな。
電車で顔がニヤッとなっちゃったりして。
トリックは、半分は想像が当たってました。
でも残り半分は予想外だったなぁ。
今のところ「七回死んだ男」が一番好きだけど、これもテンポが良いし面白いですよー。
私もそうなんですが、ちょっと変わった設定が好きな方にはすごくオススメ。