頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

二分間の冒険

二分間の冒険
4036518801岡田 淳

おすすめ平均
starsノンストップな面白さ
stars面白い
stars二分間の冒険
stars日本のファンタジー
stars一番確かなものとは

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児童書です。 91年が初版のようだけど、書いた人が1947年生まれだからなのか、主人公は小学生なのに妙にセリフが古くさいです。 まずそれが最初に気になっちゃった。 でも大丈夫、すぐ慣れました。 小学六年生の「悟」は、体育館での作業を抜け出したところで黒いネコに出会います。 そこから二分間の大冒険のハジマリハジマリ。 冒険が始まる辺りまでは『ありがちなストーリーなのかな〜』なんて思ってたんですが、中盤からはかなり夢中で読んじゃいました。 児童書に属してるとは言え、侮っちゃいけません。 謎を解かないと冒険を終わらせられないのだけど、その謎は「この世界でいちばんたしかなもの」を見つけることなんだよ。 難しいでしょ? 登場する子供たちや老人たちの置かれている状況を読んでいると、思わず入り込んでしまいます。 竜との対決に向けての展開もドキドキしちゃうし。 戦いの最後も読み応えがあって、いやいや、チビッコだけに読ませておくんじゃもったいないなーと思いました。