頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

あんぱんまん

最初のアンパンマン。1976年初版。 本のタイトルが「アンパンマン」じゃなくて「あんぱんまん」なところに歴史を感じてしまった。 長く続いているアニメやマンガと同様に、今とはまったく違う絵に驚かされた。 今みたいな2頭身じゃなくて大人体型だし、マントはつぎはぎされてるし、口調は男前。 そして、おなかがすいた人への顔の与えっぷりもすごい。 顔がすっかりなくなるほどあげちゃうんだもんなあ。それでも飛んで工場へと帰る。 今のアニメではちょっと顔が濡れただけで「顔がぬれてちからがでない…」とへこたれちゃうのに、昔は根性があったのだなあ(?) 今とは全然違うけど、いかにも手書きなタッチに和みます。 最初のページで、はるか遠くからアンパンマンが飛んでくる絵があるのだけど、小さいからってものすごくテキトーな絵なので思わず笑ってしまった。 …という具合に今との相違点は多々あれど、ストーリーの基本は同じなので安心して読めます。 この本でアンパンマンが誕生する場面が読めるのかと思ってたんだけど、どうやら違ったみたい。多分「アンパンマンたんじょう」っていうのを読まないといけないのだね。