頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ

特に大きな事件が起きるわけでもなく、難しい謎解きがあるわけでもなく、描かれているのは、とあるパン屋さんを中心とした人間模様。
パンを作るひと、パンを食べるひと。その日常の中に飛び込んで来る、解決すべき問題。登場人物たちはそれぞれどこかクセがあり、過去の何かがきっかけで少し歪みが出ているところがある。でも憎めないひとたちばかり。そんな彼らが少しずつ関わり合って、いい変化が生まれていく。好ましいキャラクター設定に、適度なスピードのストーリー展開。読んでいる時間がとても心地よかった。続編もすぐに読みたい。