頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

ソロモンの偽証: 第Ⅱ部 決意 下巻

裁判前の10日間。

それぞれが必死に考え、動き、覚悟も新たに。中学生最後の夏をこんな風に過ごして、弁護側も、検事側も、被告も陪審員たちも、心が成長しているのがよくわかる。じりじりと真相に近付いている部分もありそうだけれどまだまだうすぼんやりとしていて、ここからどう真実が引き出されて行くのかとても気になる。スピード感や派手さはないものの、重要なことがたくさん含まれていそうな巻だった。

次からいよいよ裁判。いろいろわかっていくだろうし、葛藤やぶつかり合いもきっとあるんだろうと思うと、読む前から何だか緊張。