頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

ソロモンの偽証: 第Ⅲ部 法廷 上巻

読み始めから何だか緊張していて、「開廷します」の宣言の時には本当にドキッとしてしまった。ついに始まった。

この巻では、弁護側や検事側からの視点では物語が語られない。彼らの心情は別の誰かから見た様子でしか窺い知ることができず、そのせいかずっと気が張りつめたまま最後まで読んだ。どことどこに偽証があるのか、何が嘘なのか、この裁判がどこに着地するのか、早く知りたい。みんなの気持ちが救われる結果になればいいなと思う。