「銀橋」を読みました
中山可穂さんの「銀橋」を読みました。
シリーズ3作目。
今回はちょっと、序盤の展開がゆっくりな感じがして、読むスピードもダウン。でも80ページ辺りから、やっぱり止まらなくなった。
「薔薇よりも甘く」は本当に宝塚の演目にありそうだし面白そうだし、すごく観てみたくなってしまった。
後半では、ナッツやパッパさんのことが少し出てきたのが嬉しかった。
しかしまあ、なんつうラストを用意してくれるのか。前の2作品もそうだったけど、穏やかなだけでは終わらないんだよね。今回も、割り切れない切なさが残った。
今作で、このシリーズはひとまず終わりみたい。ナッツが登りつめるまでのお話も読んでみたかったけどなー。
あ、1作目で出てきた「すみれコード」、すみれさんには関係なくて、「すみれコード」と呼ばれる宝塚の不文律みたいなものがあるということがわかった(検索した)。