頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「ウツボカズラの甘い息」を読みました

柚月裕子さんの「ウツボカズラの甘い息」を読みました。

初めて読む作家さん。
しばらくはどんな方向に行くお話なのかわからず、読みながら探るような気持ちだった。

丁寧に話が進んで行く、という印象。描写がきっちりしているというか。語り口は、割と淡々としていたかな。
300ページを過ぎた辺りから展開が激しくなり、驚かされる内容もあって、ほぼ一気に読んだ。

お金は人を変えてしまうんだな、としみじみ。
ラストの後、どうなったんだろう。文絵は一体どんな気持ちで受け止めたんだろう。つらすぎる。

秦と中川は良いコンビになっていく感じがあったので、また別のお話に登場するなら読みたいなと思った。


115ページ
加奈子の家の居間とキッチン→文絵の家の 、では?