頭の中のあかない引き出し

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「メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス」を読みました

加藤実秋さんの「メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス」を読みました。

主人公は新人刑事「ひより」。なかなか捜査に回してもらえない状況だったけれど、元刑事「夏目惣一郎」たちと出会い、行動をともにすることで事件を解決していくようになる。

割と序盤でシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」で暮らす元刑事さんたちと出会うんだけど、彼らが次々と出てきてどんどん紹介されるので、なかなか覚えられなかった。

出会って間もないのにそんな簡単に事件内容を話しちゃっていいのかなとか、いくら伊達さんが元お偉いさんだからってそんなすんなり話が通るの? など、疑問に思うところもいくつかあった。

前半はそれほど入り込めず、何となく惰性で読んでいた感じ。ご近所の小さな謎を解決するような話のつもりでいたから、しっかり警察がからむ犯罪を解決することに感覚がついていけなかったのかも。

でも後半は楽しめた。帯に出ていた実写化写真を見て、やっと登場人物たちの名前とイメージが一致したのが良かったかな。ストーリーも、最後の章はハラハラドキドキあって面白かった。

続編もあるらしい。まだあまり語られていない登場人物もいるし、シェアハウスメンバーにも愛着が湧いてきたので続きも読みたい。ただ、調べたらもう6まで出ている模様! そんなに読めるかな…(笑)。とりあえず2は読みます。


余談だけど182ページ→183ページのところ。1行あいて場面が切り替わっているんだけど、ちょうどページも変わるのでそれに気付かなかった。藤堂の部屋にいたはずなのにリビングにワープしたみたいに感じてしまった。