頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「キミは宙のすべて」を読みました

能登山けいこさんの「キミは宙(そら)のすべて」を読みました。

全8巻。

少女マンガのあるあるを家族で話して盛り上がっていた時に、次女にオススメしてもらった作品。

主人公は、中学生の莉花。星夜との出会いからしてもう ザ・少女マンガなの。
離婚が原因で別々で暮らしているママの様子を見るため、別の街に繰り出す莉花。そこでたまたまぶつかったのが星夜。星夜が持っていたトマトがつぶれて服を汚されてしまい、洗うから家に来てと言われてついて行く。するとそこにいたのは、なんと莉花のママ! 偶然にも星夜は、莉花のママが再婚した相手のこどもだったのです!

そしてふたりはお互いに好意を持つようになるのだけど、次々に波乱が。ふたりの恋に邪魔が入ったり、こわーいおばあちゃんが出てきたり。

展開だけでなく、出てくる男の子たちの名前も少女マンガっぽかった。「星夜」、「銀河」、「大気」、「北斗」。そしてみんなもれなく莉花に心惹かれちゃうんだよねー(笑)。

仲を割くようなできごとが最後までいろいろ起こるけど、ふたりの気持ちがずっとブレないからそこは安心して読めたかな。ほかのひともみんな、根っからの悪人じゃないのがよい!

終わり方もよかったし、長さもちょうどいいかも。面白かった。