頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

春期限定いちごタルト事件

タイトルに惹かれて購入。 高校1年生の小鳩くんと小山内さん。2人はわけあって小市民を目指す身。目立たず地味に過ごしたい2人なのに、なぜか出会ってしまう事件とは…。 事件と言っても殺人などではなく、ちょっとしたこと。たとえば二枚の絵の謎。ココアの謎。小さな謎なのです。でも気になる。主人公たちは、解きたいけど解きたくない、でも解かなきゃという感じで謎を解いていく。その様子が、あまりない感じで新鮮だった。 日常で起きる小さな不思議にも謎は隠されている、ってところが好き。加納朋子とか北森鴻の作品でもこういうのあるよね。 別に、人が死んだり大犯罪が起きたりしなくたって、謎解きは面白いなあって思った。 この著者の作品は初めて読んだので、他のも手を出してみたいな。