私は昔から夢に興味があって、
夢日記をつけたり過去には夢占いの本を読み漁ったり。この本も夢が出てくるので何だかもったいなくて読めず、単行本で定価で買ったのに1年も寝かせてしまった(笑)。
いざ開いたら、止まらない。フィクションだとわかっていても、妙にリアルなのがこわくてこわくて。読みたいけど読みたくない。先の見えない恐ろしさと不安に戸惑いつつ、結局、最後まで一気読み。夢と現実、意識と無意識が混ざり合った世界。「視える」のが前提の世界になっていくのかな。ラストは曖昧。答えも霧の中。考えられる可能性が多くて楽しい。この作品、かなり好き。