「そして、バトンは渡された」を読みました
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読みました。
あったかい物語。嫌な人がほぼ出てこない。
バトンの意味は早い段階で予想がついてしまったけれど、優子ちゃんがどんな人生を送ってきたのかという興味でどんどん読めた。
優子ちゃんの生い立ちは、悲壮感なく穏やかに語られているからそんなにすごいことに感じない。
でも実際はかなり波乱万丈。
優子ちゃんはどんなことも受け止めているけれど、ここに出てくるほとんどの登場人物が変わった考え方をしていて、普通はしないような選択をしている。
でも、優子ちゃんは人に出会う運を持っているなあと思う。みんな変わってるけど、根底には愛があるもん。
読み終えたあとも、あったかさがじんわり残るお話だった。
