頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「幻夏」を読みました

太田愛さんの「幻夏」を読みました。

結局、「犯罪者」読み終えてそのまま「幻夏」に突入しちゃった。

これまたとても面白かったのだけれど、今回のお話は、つらかった。なんか、誰も幸せじゃない。切ないし悲しいし、どこかでどうにかならなかったのかといたたまれない気持ちになった。

調べる側、裁く側の人たちはどいつもこいつも…という感じだし。

現実にも似たようなことが起こり得ると思うとこわい。ただ、登場人物のひとりが言っていたように、たまたまそれに当たることはほぼなく、そうならない限りは深く考えて何とかしようとは誰も思わないんだろう。

ラスト、少しだけ救いがあって良かった。とは言え、あの後はどうなるのか。きちんとした捜査や発表をしてくれるといいけど。