頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「ファントム・ピークス」を読みました

北林一光さんの「ファントム・ピークス」を読みました。

ダブルカバー。内側の方が好きだなあ。

山で起きる、不思議で恐ろしい事件。何の仕業でこんなことに?、と気になってどんどん読める。ホラーっぽいのかなと思っていたけれど、霊的な怖さではなかった。

でも怖い! 惨殺され具合がエグイんだもん。淡々としているようで描写はこまかいので、割と冷静に想像して『うえー』と思ってしまった。

人間のやることが後手後手になってしまう感じ、リアルだなと思った。最後の種明かし、面白かった。ちょっと不安要素残るところも好き。映像で見たら楽しそうだなと思った。

周平のセリフで、「おれの家に泊まりたまえ」というのはちょっと古くさく感じたな。48歳くらいだと思うけど、「〜〜たまえ」ってなかなか言わないよね。