頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「カラスの親指」を読みました

道尾秀介さんの「カラスの親指」を読みました。

自分の感想文で確認したら、最初に読んだのは2013年2月だったらしい。9年ぶり!
続編「カエルの小指」を購入したので、内容を思い出すべく再読。

すーごく面白かった。
何なのもう……読むの2回目と思えないくらい没頭してしまった。まあ、詐欺師が出てくる面白いお話、くらいしか覚えていなかったんだけれど。それにしても。

読んでいる間、何度もこまかく騙されて、どこもかしこも楽しめた。作戦の部分はドキドキしちゃって、『読みたいけど読みたくない!』が発動したよ。

みんな魅力的。根っからの悪人じゃないし、つらい経験をしてきている人たちだから、やろうとしていることが詐欺でも応援したくなる。

後半は立て続けに驚かされた。作戦の結果や、テツさんのことや、隠されていた事実。キレイに騙されて気持ち良かったし、タイトルの意味も心に沁みたし、切なさありつつ明るい気持ちで読み終えた。

貫太郎が、苦しんだ末に悟っちゃうシーン、めちゃくちゃ面白かった。
指のやつは、絶対やってみちゃう。前回も試したようで、感想にそう書いてあった(笑)。

このまま「カエルの小指」いきまーす。