頭の中のあかない引き出し

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「100年後も読み継がれる 児童文学の書き方」を読みました

NetGallyで、村山早紀さんの「100年後も読み継がれる 児童文学の書き方」を読ませてもらいました。4月22日発売予定。

私は小さい頃から本を読むのが好きだけれど、書く方はできないと思っていて。題材をもらって文章にすることはできそうな気がするものの、自分で新しく物語を創るってことはできる気がしない。何も思いつかないから。

そんな私にも書けるようになるヒントがあったりするかなー?と思いながらこの本を読んだけれど、やっぱり難しそうだなと改めて理解しました(笑)。物語が自然と降ってくるようなことがない私には、そういう才能はないのでしょう。

物語を作る上での具体的な段取りやテクニックというよりも、作家の覚悟や気概、心構えについて多く説明してくれている感じ。

テーマの選び方や展開のコツなんかが解説されているのかなと思っていたので、そういうのがほとんどなかったのは残念。でも作家生活の実態や、印税のこと、向いている人向いていない人についての説明などは興味深く、とても参考になった。

最後に短編「トロイメライ」が載っていて、そこには作者の注意書きや思惑などがコメントで書き足されている。最初に通して読んでから、コメントを見て確認しつつ再読してみた。いろいろなことが考慮された結果こういう構成になっているんだなあと面白かった。