頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

嘘と少年

([な]6-1)嘘と少年 (ポプラ文庫)

([な]6-1)嘘と少年 (ポプラ文庫)

読んだあと、じっくり思い返して余韻に浸った。こういうの久しぶり。少年たちの嘘と秘密。物語を覆う嘘。何かある何かあると思いながら読み進め、それらがすべてわかった時、もう一度はじめから読み返したくなる。
ほとんどの登場人物が哀しみや絶望を抱えていて読んでいてツラいところがあるし、終わり方もニコニコできるものではなかったけれど、こういう読後感は好きです。