頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

下町ロケット

下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

やっと文庫になった!

序盤の銀行とのやり取りは、「半沢直樹」のドラマを思い出した。そして途中からは、まさにそれを観ていた時のような感覚。緊張感と、じわじわ続くドキドキと、きっと何とかなってくれるよね勧善懲悪だよねという期待。それらに急かされるように、一気に読んだ。

下町の中小企業「佃製作所」を舞台に、陰謀や思惑や信念が絡み合うストーリー展開。主人公はピンチの連続。夢をとるか、現実をとるか。プライドか、妥協か。それぞれの誇りを持って闘う男たち。最後ちょっと泣いた。面白かったー。読後感も爽快。