私だったらきっと待てない。でもああいう日々を過ごしてしまったら、忘れられないのかも。生活に根付きすぎたよね。イツキの後半の行動に納得いかない部分があったのだけれど、カーテンコールで少し見直した。うーん、でも、今まで読んだ有川さん作品の中ではあまり好みじゃない甘さだったな。特別きゅんとしなかった。
日々のこと、植物のことが丁寧に書かれていて、時間がゆっくり進んでいくような印象。贅沢しない贅沢を楽しませてもらった感じ。梨木香歩さんの「りかさん」を読んでいた時と似た感覚。恋愛パートより好き。草花、食べてみたい。