「3時のアッコちゃん」を読みました
柚木麻子さんの「3時のアッコちゃん」を読みました。
アッコちゃんシリーズの2作目。今回も、軽やかな文体、先が気になる展開。どんどん読めちゃう。突拍子もない行動に出るアッコさん、いろいろありながらもいい感じにまとまるラスト、いずれも健在。楽しかった。
初登場の人物が主役のお話だと、アッコさんも三智子もほぼ出て来ないのが少し寂しい。でも、絡みなしでもストーリーは面白いし、また次にアッコさんたちが出てくるのを楽しみにできるからいいのかな。
冷静に考えると、どれも普通にはあり得ないような展開ではあるんだけど、そこは気にせず楽しむのが吉! あり得ないからこそ痛快で気持ちいいのかもしれないし。
各章の主人公が、何かに気付いて一歩踏み出すのを見ると、明るい気持ちになれる。最後にはいい風に終わってくれるから、安心して楽しめるシリーズ。これからもどんどん出て欲しいなー。