「甘いお酒でうがい」を読みました
川嶋佳子さんの「甘いお酒でうがい」を読みました。
川嶋佳子さんて誰よと思ったら、シソンヌのじろうさんがコントで長年演じてきた女性なんだって。この本は、その川嶋佳子さんの日記。
私が書く日記は老後の楽しみなので、ただただあったことをダラダラ書き連ねているんだけど、佳子さんの日記は違う。短い。一番長い日でも1ページくらい。ほとんどが数行で終わる。
日記だけど、出来事としては特に何も記されていない日も多い。でも読んでいるうちに、佳子さんの為人が見えてきて感情移入しちゃう。
お母さんのことが何度も出てきて、存在が大きいんだなあというのがよくわかった。実際のじろうさんもそうなんだね。
ちょっとしたことを書いている日でも、感性がステキ。やっていることでも思っていることでも、わあーと思ったりグッときたりすることが何度もあった。わかるわかると頷くことも。
あっという間に読めちゃったけど、忘れた頃にまた読み返したいなあと思った。好きな本。
月水金は奇数だな、私は。