頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「リピート」を読みました

乾くるみさんの「リピート」を読みました。

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

 

ひとことで言えば、過去に戻るお話。

前半のストーリーは、ゆっくりと進む。過去に戻ることになるいきさつや、主人公の心の動きが丁寧に説明されていて、途中でまだるっこしくなって『まだ行かないのかなー』と思ってしまったくらい。

6章あたりからスピード感がアップ。先が気になり、ほぼ一気に読んだ。意外な方向に話が展開していくので、目が離せない。最後は本当にちょっとドキドキした状態で読み終えた。

思ってもみない結末。読後、内容をあれこれ思い出してしばらく楽しめた。

過去に行くってこと以外は知らずに読んだのがまたよかった。裏表紙のあらすじを後で見たら、私の判定だとけっこうネタバレ? これは見ないでおいてよかったと思った。