頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

「仮面病棟」を読みました

知念実希人さんの「仮面病棟」を読みました。

主人公は医師「速水秀悟」。普段彼が勤務しているのとは別の病院が舞台。先輩の代理で当直バイトをしていたのだが、事件に巻き込まれてしまう。

銃を持ったピエロが現れたり、人質の女性が怪我をしていたり、警察に通報する手段が奪われていたり、ほかにもいろいろ。休む暇もない。

知念実希人さんの作品を読むのは3冊目。
なぜかどの作品でも、謎解きパートに入るまでが淡々としているというか、サラッと到達するように感じる。情景も説明も丁寧に描かれているのになぜそう思うのか自分でもよくわからないんだけど。読みやすいからなのかな。

後半は、怒涛の展開。この状況を脱することができるのかというところに加え、秘密を明らかにできるのかというハラハラもあって、一気に読んだ。結末も楽しめた。

秀悟の想いがやけに強いなーこんな風になるかなー?とは何度か思ってしまったけど。吊り橋効果かな!