頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

2021-01-01から1年間の記事一覧

「凸凹デイズ」を読みました

山本幸久さんの凸凹デイズを読みました。 凸凹デイズ (文春文庫 や 42-1) 作者:山本 幸久 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版 凪海(ナミ)が働くデザイン事務所、「凹組(ボコぐみ)」をめぐる物語。 お仕事小説でもあり、『遅く訪れた青春』小説のよう…

「夜行観覧車」を読みました

湊かなえさんの「夜行観覧車」を読みました。 夜行観覧車 (双葉文庫) 作者:湊かなえ 発売日: 2020/06/08 メディア: Kindle版 私の中にある、『湊かなえさんの小説大体一気に読んじゃう説』が実証されつつある。今回もほぼノンストップで完走。 とにかく先が…

「殺戮にいたる病」を読みました

我孫子武丸さんの「殺戮にいたる病」を読みました。 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 作者:我孫子武丸 発売日: 2017/11/10 メディア: Kindle版 オススメだという声をあちこちで見かけていたので、期待して読んだ。ハードル上がってたけど、それでも面白…

「隻眼の少女」を読みました

麻耶雄嵩さんの「隻眼の少女」を読みました。 隻眼の少女 作者:麻耶 雄嵩 発売日: 2013/05/10 メディア: Kindle版 うーーーん。 面白かった…のか? トリックや展開は面白かったと思う。 ただ、何だか読みにくくてねー。語り口が淡々としているし、同じような…

「ふたご」を読みました

藤崎彩織さんの「ふたご」を読みました。 ふたご 作者:藤崎 彩織(SEKAI NO OWARI) 発売日: 2017/10/28 メディア: 単行本 SEKAI NO OWARI の Saoriさんのデビュー作。お誘いが来てちょっと書いてみましたという感じなのかなと思ったら、まったくそんな感じし…

「コンビニたそがれ堂」を読みました

村山早紀さんの「コンビニたそがれ堂」を読みました。 コンビニたそがれ堂 (ピュアフル文庫) 作者:村山 早紀 発売日: 2008/05/10 メディア: 文庫 ですます調の穏やかな文体、わかりやすい表現、優しい展開。児童書みたいだなーと思いながら読んでいたら、あ…

「超短編! 大どんでん返し」を読みました

小学館文庫編集部 編 「超短編! 大どんでん返し」を読みました。 超短編! 大どんでん返し (小学館文庫 ん 2-1) 発売日: 2021/02/05 メディア: 文庫 4ページほどの超短編が30編も入っている。知った名前も多かったので、期待して読んだ。 でも、ものすごく面…

「密室殺人ゲーム・マニアックス」を読みました

歌野晶午さんの「密室殺人ゲーム・マニアックス」を読みました。 密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫) 作者:歌野晶午 発売日: 2020/12/15 メディア: Kindle版 シリーズ3作目。今回も面白かった。作品ごとにお話は変わるのに、彼らの姿勢はいつも一貫…

「世にも奇妙な君物語」を読みました

朝井リョウさんの「世にも奇妙な君物語」を読みました。 世にも奇妙な君物語 (講談社文庫) 作者:朝井リョウ 発売日: 2018/11/15 メディア: Kindle版 タイトルからも察することができるように、『世にも奇妙な物語』のようなお話が5つ入っている。日常の延長…

「そして、バトンは渡された」を読みました

瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読みました。 そして、バトンは渡された (文春文庫) 作者:瀬尾 まいこ 発売日: 2020/09/02 メディア: Kindle版 あったかい物語。嫌な人がほぼ出てこない。 バトンの意味は早い段階で予想がついてしまったけれ…

「老後の資金がありません」を読みました

柿谷美雨さんの「老後の資金がありません」を読みました。 老後の資金がありません (中公文庫) 作者:垣谷 美雨 発売日: 2018/03/23 メディア: 文庫 身近でありながらよく知らないこと、わかっていてもうまくやれないことを書くのが上手な作者さんだなあと思…

「リピート」を読みました

乾くるみさんの「リピート」を読みました。 リピート (文春文庫) 作者:乾 くるみ 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版 ひとことで言えば、過去に戻るお話。 前半のストーリーは、ゆっくりと進む。過去に戻ることになるいきさつや、主人公の心の動きが丁寧…

「鼻」を読みました

曽根圭介さんの「鼻」を読みました。 鼻 (角川ホラー文庫) 作者:曽根 圭介 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 角川ホラー文庫、久しぶりに読んだかも。 暴落、受難、鼻、の3編。 私は「暴落」が一番好き。設定がまず面白かったし、先が気になる展開で一…

「ツナグ」を読みました

辻村深月さんの「ツナグ」を読みました。 ツナグ(新潮文庫) 作者:辻村深月 発売日: 2017/09/01 メディア: Kindle版 映画化された時から気になっていた作品。 人は生きている間に一度、使者(ツナグ)にお願いして、死者と会う機会を持てる。ただし、会える…

「昨夜のカレー、明日のパン」を読みました

木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」を読みました。 昨夜のカレー、明日のパン (河出文庫) 作者:木皿 泉 発売日: 2016/01/07 メディア: 文庫 お話が9つ入った連作小説。最初の「ムムム」ではピンと来ず、その次のお話もなかなかのめり込めなかったので…

「失踪症候群」を読みました

貫井徳郎さんの「失踪症候群」を読みました。 失踪症候群 (双葉文庫) 作者:貫井 徳郎 メディア: 文庫 警視庁警務部人事二課に所属する環。彼が率いる極秘チームが、若者たちの失踪の謎を追う。 淡々と話が進んで行くのだけれど、チームのメンバーそれぞれが…

「エンドロール」を読みました

鏑木蓮さんの「エンドロール」を読みました。 エンドロール (ハヤカワ文庫JA) 作者:蓮, 鏑木 発売日: 2014/01/10 メディア: 文庫 ひとりの老人の孤独死と遺品をきっかけに、主人公は彼の生き様を知ろうと思うようになる。手がかりを追っていくうちに、いろい…

「漁港の肉子ちゃん」を読みました

西加奈子さんの「漁港の肉子ちゃん」を読みました。 漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫) 作者:西 加奈子 発売日: 2014/04/10 メディア: 文庫 なんか、タイトルのパンチがすごいから敬遠しちゃってたんだけど、もっと早く読んだらよかった。すーごく良かった。 キ…

「3時のアッコちゃん」を読みました

柚木麻子さんの「3時のアッコちゃん」を読みました。 3時のアッコちゃん (双葉文庫) 作者:柚木 麻子 発売日: 2017/10/12 メディア: 文庫 アッコちゃんシリーズの2作目。今回も、軽やかな文体、先が気になる展開。どんどん読めちゃう。突拍子もない行動に出る…

「残像に口紅を」を読みました

筒井康隆さんの「残像に口紅を」を読みました。 残像に口紅を (中公文庫) 作者:筒井康隆 発売日: 2018/04/27 メディア: Kindle版 世の中から少しずつ文字が消えて行く中で小説を書いていくとどうなるのか、というお話。 楽しかった。ストーリーがどうとかよ…

「田村はまだか」を読みました

朝倉かすみさんの「田村はまだか」を読みました。 田村はまだか (光文社文庫) 作者:朝倉 かすみ 発売日: 2010/11/11 メディア: 文庫 タイトルに引き寄せられる。田村って誰よってなるもん。 小さなバー。小学校のクラス会の三次会が行われていて、そこに集う…

「あなたの本」を読みました

誉田哲也さんの「あなたの本」を読みました。 あなたの本 (中公文庫) 作者:誉田哲也 発売日: 2015/01/30 メディア: Kindle版 7つのお話が入った短編集。いずれのストーリーも意外な展開をしてゆく。そして、ダークな終わり方をするものが多かった。 映画やド…

「配達あかずきん」を読みました

大崎梢さんの「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ」を読みました。 配達あかずきん 成風堂書店事件メモ (創元推理文庫) 作者:大崎 梢 発売日: 2012/01/01 メディア: Kindle版 舞台は、駅ビルに入っている成風堂という書店。そこで働く社員の杏子とアルバイ…

「怪奇小説という題名の怪奇小説」を読みました

都筑道夫さんの「怪奇小説という題名の怪奇小説」を読みました。 怪奇小説という題名の怪奇小説 (集英社文庫) 作者:都筑 道夫 発売日: 2011/01/20 メディア: 文庫 完全にタイトル買い。気になっている作家さんではあったけれど、そもそもこういうよくわから…

「あなたの人生、片づけます」を読みました

垣谷美雨さんの「あなたの人生、片づけます」を読みました。 あなたの人生、片づけます (双葉文庫) 作者:垣谷 美雨 発売日: 2016/11/10 メディア: 文庫 お話は4つ。いずれも、片付けられない家の主のもとに、身内が(勝手に)依頼した片づけ屋「大庭十萬里」…

「最後のトリック」を読みました

深水黎一郎さんの「最後のトリック」を読みました。 最後のトリック (河出文庫) 作者:深水黎一郎 発売日: 2014/12/26 メディア: Kindle版 ある日、作家である主人公のもとに不思議な手紙が届く。「読者が犯人」という究極のトリック(しかも実現可能)を考え…

「おさがしの本は」を読みました

門井慶喜さんの「おさがしの本は」を読みました。 おさがしの本は (光文社文庫) 作者:門井 慶喜 発売日: 2018/02/02 メディア: Kindle版 舞台は市立図書館のレファレンス・カウンター。主人公は、利用者から寄せられる相談に応え、本を探し出して行く。 本を…

「夏への扉」を読みました

ロバート・A・ハインラインさんの「夏への扉」を読みました。 夏への扉 作者:ロバート A ハインライン,福島 正実 発売日: 2013/05/24 メディア: Kindle版 日本での発行は1958年だって。私が所持している文庫版は、24刷だけど30年以上経ってる。古い本なもの…

「ランチのアッコちゃん」を読みました

柚木麻子さんの「ランチのアッコちゃん」を読みました。 ランチのアッコちゃん (双葉文庫) 作者:柚木麻子 発売日: 2015/03/27 メディア: Kindle版 これは面白かった! 好き。 静かにまったり進むお話かなという(勝手な)イメージは裏切られた。激しい展開で…

「床屋さんへちょっと」を読みました

山本幸久さんの「床屋さんへちょっと」を読みました。 床屋さんへちょっと (集英社文庫) 作者:山本 幸久 発売日: 2012/08/21 メディア: 文庫 連作長編。9つのお話が入っている。ひとつの話ごとに、時間が過去に戻る。前に読んだこれとは関係ない2冊も時間が…