頭の中のあかない引き出し

毎日ちょっぴりシアワセを

2021-01-01から1年間の記事一覧

「ボトルネック」を読みました

米澤穂信さんの「ボトルネック」を読みました。 ボトルネック(新潮文庫) 作者:米澤 穂信 新潮社 Amazon あまり引き込まれなかったなー。中だるみがずっと続いているような感じで読んでしまった。後半はさすがに面白かったけど。 リョウもサキも、大体の場…

「波形の声」を読みました

長岡弘樹さんの「波形の声」を読みました。 波形の声 (徳間文庫) 作者:長岡弘樹 徳間書店 Amazon 短編集。「波形の声」、「宿敵」、「わけありの街」、「暗闇の蚊(モスキート)」、「黒白の暦」、「準備室」、「ハガニアの霧」の7編。 どの作品にも謎があり…

「リセット」を読みました

垣谷美雨さんの「リセット」を読みました。 リセット (双葉文庫) 作者:垣谷美雨 双葉社 Amazon 薄々勘付いてたけど、垣谷美雨さん、好きだわー。どの作品でも、誰もが感じたことのあるような悩みや不安や不満、嫉妬、見栄、などなどちょっとイヤな感情が、物…

「旅屋おかえり」を読みました

原田マハさんの「旅屋おかえり」を読みました。 旅屋おかえり (集英社文庫) 作者:原田マハ 集英社 Amazon いーいお話! 泣いちゃった。 後味悪いイヤ〜な小説も割と好きだけど、こういうハートフルな小説もいいものだねぇ。誰ひとり悪者が出てこないし、誰も…

『リライブ」を読めませんでした

法条遥さんの「リライブ」を、読めませんでした。 リライブ 作者:法条 遥 早川書房 Amazon 70ページの途中まで頑張ったんだけど…。 完結編だしと読み始めたものの、のっけから同じようなフレーズの繰り返しで、たちまちげんなりしてきてしまった。内容も相変…

「火車」を読みました

宮部みゆきさんの「火車」を読みました。 火車 (新潮文庫) 作者:みゆき, 宮部 新潮社 Amazon ガッツリしたものが読みたくなって、これを。686ページの長編。読み応えあったー。 主人公は、休職中の刑事、本間。行方不明の婚約者探しを親戚から頼まれるところ…

「とにかくうちに帰ります」を読みました

津村記久子さんの「とにかくうちに帰ります」を読みました。 とにかくうちに帰ります (新潮文庫) 作者:津村 記久子 新潮社 Amazon 基本的な舞台は会社。大きな事件は起こらないし、小さな謎解きみたいなこともない。表題の「とにかくうちに帰ります」だけは…

「カウント・プラン」を読みました

黒川博行さんの「カウント・プラン」を読みました。 カウント・プラン (文春文庫) 作者:黒川 博行 文藝春秋 Amazon 5つお話が入った短編集。 内容は面白かった。でも文章が入ってきづらかった。淡々としているせいか、物語風味の報告書を読んでいるような感…

「鍵泥棒のメソッド」を読みました

麻井みよこさんの「鍵泥棒のメソッド」を読みました。 鍵泥棒のメソッド (角川文庫) 作者:麻井 みよこ 角川書店(角川グループパブリッシング) Amazon 同名映画の原作かと思ってたんだけど、映画の小説化だったみたい。あとがきで知った。 ちょっとわかりにく…

「私の骨」を読みました

高橋克彦さんの「私の骨」を読みました。 私の骨 (角川ホラー文庫) 作者:高橋 克彦 KADOKAWA Amazon 短編集。私の骨、ゆきどまり、醜骨宿、髪の森、ささやき、おそれ、奇縁。 どんなのか知らずに読んだら、割とホラーだったので驚いた。元は角川ホラー文庫で…

「恋のゴンドラ」を読みました

東野圭吾さんの「恋のゴンドラ」を読みました。 恋のゴンドラ (実業之日本社文庫) 作者:東野 圭吾 実業之日本社 Amazon ものすごく久しぶりの、東野圭吾さん作品。のっけから入りやすく先が気になる展開で、するする読めた。 登場人物たち、みんな真剣なんだ…

「秘密は日記に隠すもの」を読みました

永井するみさんの「秘密は日記に隠すもの」を読みました。 秘密は日記に隠すもの (双葉文庫) 作者:永井 するみ 双葉社 Amazon 短編が4つ入っている。どれも、日記形式。日記の文章の感じが、リアル。言い回しとか口調とか、あー昔こんな感じで日記書いてたな…

「ぐるぐる猿と歌う鳥」を読みました

加納朋子さんの「ぐるぐる猿と歌う鳥」を読みました。 ぐるぐる猿と歌う鳥 (講談社文庫) 作者:加納 朋子 講談社 Amazon 数年寝かせてあったかも。ようやく読んだ。なんか、自分で買いはしたものの、タイトルがあまり心惹かれなくて。 でも何よ〜面白いじゃな…

「ウツボカズラの甘い息」を読みました

柚月裕子さんの「ウツボカズラの甘い息」を読みました。 ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫) 作者:柚月裕子 幻冬舎 Amazon 初めて読む作家さん。しばらくはどんな方向に行くお話なのかわからず、読みながら探るような気持ちだった。 丁寧に話が進んで行く、…

「銀橋」を読みました

中山可穂さんの「銀橋」を読みました。 銀橋 (角川文庫) 作者:中山 可穂 KADOKAWA Amazon シリーズ3作目。 今回はちょっと、序盤の展開がゆっくりな感じがして、読むスピードもダウン。でも80ページ辺りから、やっぱり止まらなくなった。 「薔薇よりも甘く」…

「幹事のアッコちゃん」を読みました

柚木麻子さんの「幹事のアッコちゃん」を読みました。 幹事のアッコちゃん (双葉文庫) 作者:柚木 麻子 双葉社 Amazon シリーズ3作目。今回も気軽にどんどん読めるストーリーだった。 ただ今までと違うのは、アンチアッコさんの存在が出てきたり、アッコさん…

「娘役」を読みました

中山可穂さんの「娘役」を読みました。 娘役 (角川文庫) 作者:中山 可穂 KADOKAWA Amazon 借り本。三部作の2作目。 そこの業界とからめてくるとは、とまず驚いた。でも不思議と、宝塚と共通する部分があるんだよねー。対比が面白かった。 なかなかしっくりい…

「男役」を読みました

中山可穂さんの「男役」を読みました。 男役 宝塚シリーズ (角川文庫) 作者:中山 可穂 KADOKAWA Amazon 借り本。 舞台は宝塚歌劇団。私は詳しくはないものの、去年、DVDで何作か観て用語や雰囲気はある程度わかっている状態で読んだので、状況は想像しやすか…

「リアクト」を読みました

法条遥さんの「リアクト」を読みました。 リアクト 作者:法条 遥 早川書房 Amazon シリーズ3作目。これが一番面白かったかも。イマイチ何を言っているかよくわからないところもありつつ、1作目「リライト」のからくりや新事実もわかったので楽しめた。 でも…

「リビジョン」を読みました

法条遥さんの「リビジョン」を読みました。 リヴィジョン 作者:法条 遥 早川書房 Amazon シリーズ2作目。先が気になってどんどん読んでしまうんだけど、今作も何だか理解しきれないまま読み終えた感じ。 途中途中で、作者が顔を出すというか、『前にも書いた…

「リライト」を読みました

法条遥さんの「リライト」を読みました。 リライト 作者:法条 遥 早川書房 Amazon タイムリープもの。前半はいろいろな名前が入り乱れるので、何だかよくわからないまま読み進めていた。 かと言って後半になったらよくわかったかというと、そうでもなく(笑…

「ぼくの地球を守って」を読みました

日渡早紀さんの「ぼくの地球を守って」を読みました。 【コミック】ぼくの地球を守って(愛蔵版)(全10巻) 作者:日渡 早紀 Amazon マンガparkで12日まで全巻無料と聞いたので読んでみた。名作だとよく耳にしていたし。 単行本で21冊分、その日のうちに最…

「ロマンス小説の七日間」を読みました

三浦しをんさんの「ロマンス小説の七日間」を読みました。 ロマンス小説の七日間 (角川文庫) 作者:三浦 しをん 角川書店(角川グループパブリッシング) Amazon 恋愛小説、ってことでいいのかな。主人公あかりと恋人 神名(かんな)との物語と、あかりが仕事で…

「きのうの影踏み」を読みました

辻村深月さんの「きのうの影踏み」を読みました。 きのうの影踏み (角川文庫) 作者:辻村 深月 KADOKAWA Amazon 怖いお話の短編集。日常の中に紛れ込んでいる怖いものが、あるとき突然に顔を出してくる恐怖。盛大なホラーではなく、自分も体験してしまいそう…

「眠りの部屋」を読みました

Lilyさんの「眠りの部屋」を読みました。 眠りの部屋 (角川文庫) 作者:LiLy KADOKAWA/角川書店 Amazon タイトルで手に取り、表紙で心惹かれ、裏表紙のあらすじチラ見で購入決定。 夢のことが出てくるというだけで、読みながらワクワク。そして、夢とは関係な…

「八朔の雪 みをつくし料理帖」を読みました

髙田郁さんの「八朔の雪 みをつくし料理帖」を読みました。 八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫) 作者:高田 郁 角川春樹事務所 Amazon 確かな舌と腕を持ちながらも、澪の料理人としての道は険しい。料理の面でも、境遇の面でも。ひ…

「悪いものが、来ませんように」を読みました

芦沢央さんの「悪いものが、来ませんように」を読みました。 悪いものが、来ませんように (角川文庫) 作者:芦沢 央 KADOKAWA Amazon とても面白かった。でもネタバレせずに感想を書くのが難しいな。 まだ前半、こんな風になるの唐突だな?という場面があった…

「ルビンの壺が割れた」を読みました

宿野かほるさんの「ルビンの壺が割れた」を読みました。 ルビンの壺が割れた(新潮文庫) 作者:宿野かほる 発売日: 2020/06/05 メディア: Kindle版 ネットで全文公開されて話題になっていたのを覚えてる。当時、気になりつつ読まなかったけれど。 170ページ…

「失はれる物語」を読みました

乙一さんの「失はれる物語」を読みました。 失はれる物語 (角川文庫) 作者:乙一 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 短編が8編。Calling You、失はれる物語、傷、手を握る泥棒の物語、しあわせは子猫のかたち、ボクの賢いパンツくん、マリアの指、ウソカ…

「億男」を読みました

川村元気さんの「億男」を読みました。 億男 (文春文庫) 作者:川村 元気 発売日: 2018/03/09 メディア: Kindle版 映画のTV予告を見た記憶が少しあって、何やらお金持ちになってウエーイってなるお話かなというイメージで読み始めた。 お金持ちになるというの…